寒さが本格的になってきましたね。
日々の乾燥ケア、どんなことをしていますか?
一様に「保湿」と言っても、方法やアイテムはたくさんあります。
自分の肌の状態を知って、いま必要なアイテムを自分で選択できるようになると安心です。
水分
肌の見た目に大きく関わってくるのは、水分量。
水分量が減ってくると、シワやたるみの原因にもつながり、老けて見られることに繋がります。
誰でもこの状態は避けたいですね。
肌に水分を補給するときのポイントはいくつかありますが、取り入れやすい方法として3点ご紹介します。
- 手ではなく、コットンを使う(手に水分が吸い取られてしまうため)
- 優しくパッティングしていく
- 冷えた化粧水を使う(引き締め)
オールインワン化粧水、といったものもありますが、私個人的には乾燥や、肌のツッパリを感じることが増えたため、おすすめしません。
芳香蒸留水を上手に活用しよう
アロマテラピーで水分といえば「芳香蒸留水」
フラワーウォーター・フローラルウォーター・ハイドロゾルなどとも呼ばれます。
植物から精油を水蒸気蒸留法で抽出するときに出来る副産物、なんて言われますが、その昔は芳香蒸留水をメインに抽出したとされています。
アロマテラピー検定の勉強をされた方は、「イブン・シーナー」はどんな方だったか覚えているでしょうか?
イブン・シーナーは芳香蒸留水を戦地での治療に活用したと学んだこと思います。
当初の主流は精油ではなく、芳香蒸留水だったのです。
そんな芳香蒸留水は、精油に含まれる水溶性の成分が溶けているため、精油より優しく刺激少なく使っていただけます。
経皮吸収が早い顔の皮膚は、反応も早くなってしまうため、優しい成分を使っていきましょう。
おすすめの芳香蒸留水
精油の香りは強くてあまり使えないけれど、成分は活用したい!という方におすすめです。
私個人としては、ペパーミントのスースーする感じが強いと苦手なので、精油よりペパーミントの芳香蒸留水を活用しています。
さらに、精油の金額が高価なものほど、芳香蒸留水を活用いただきたいと考えます。
たとえば、ローズ・カモミールローマン・レモンバーム・大和当帰などが挙げられます。
この4種類は、金額にして5ml(100滴)1万円を超えてくることが多い精油です。
もちろんその精油1滴の中に含まれる植物量が多いので、価値は十分にあります。開封後1年はご使用いただけるので、ぜひ1本持っていて欲しいところ。
しかし、1万円を超える精油を何本も持つのは現実的でなく、継続するのは難しくなってくることもあるでしょう。
そんなときにおすすめしたいのが、芳香蒸留水。
芳香蒸留水なら200mlが¥2,500程度で購入可能。
水分なので、バシャバシャ惜しみなく使える!
1万円を超える精油だと思ったら、贅沢ですよね♪
芳香蒸留水に香りがあるので、精油を入れなくても大丈夫。
「アロマテラピー=精油」だけではないので、芳香蒸留水も上手に活用していきましょう。
芳香蒸留水の活用[応用編]
お肌の弱い方にもおすすめです。
赤ちゃんのおむつかぶれにも、芳香蒸留水の抗菌力と合わせて活用していただけます。
ティートリーの芳香蒸留水は、ニキビに悩む世代の方にもぜひ使っていただきたい。
ニキビには、しっかり水分補給が大切です。
水分補給をすることで、赤みが落ち着いてきますよ。
さいごに
水分編、いかがでしたでしょうか?
精油より優しい成分の芳香蒸留水。
水分は惜しまず、たっぷり使っていきましょう。